カラダとリハビリ

理学療法士である管理人が「カラダ」と「リハビリ」について自由気ままに書いていくブログです。

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元気な高齢者は何を食べているのか?

元気な高齢者って世の中にたくさんいますけど、どんな食べ物を食べているのでしょうか?

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そもそも、高齢者の食事ってどんな感じなのかを見ていきたいと思います。

 現在の日本は高齢者二人暮らしもしくは一人暮らしの世帯が増えてきています。大家族の場合には育ち盛りの若い人と暮らしているためたんぱく質やカルシウムにとんだ食事を一緒に食べていることが多いと思います。しかし、高齢者の一人暮らしや高齢者だけの瀬田の場合には食事内容が簡素になりがちになってしまうことが多いみたいです。

厚生労働省高齢者のための食生活指針(厚生労働省策定 日本人の食事摂取基準[2010年版])でも最初に「低栄養に気を付ける」と栄養不良を避けることの重要性を示しています。

では、食欲は加齢によってどのように変化していくのでしょうか?

理由はいくつかあります。

1.心臓や呼吸器の能力が衰え、運動をしなくなるため

2.味覚や嗅覚の低下が生じ、料理の味や香りを楽しめなくなるため

3.うつ状態では食欲低下が起こるため

4.心不全や慢性気管支炎により体力が消耗し、食欲も低下するため

5.内服によって食欲が低下するため

 

このように様々な理由により食欲の低下が生じています。

 

では、食欲を上げっるために必要なこととはなんでしょうか?

 

高齢者にとって一番大切なことはやはり、身体を動かすことではないでしょうか?

運動して筋肉を動かす。そうすることで身体の中のエネルギー活用が進み、脳も活性化されます。血液の循環も良くなれば内臓も活発に動くため消化器の動きも活発になります。そうすることで食欲が増進し、丈夫な身体を作っていけるのではないでしょうか?

 

では、元気な高齢者はどのような食事に気を付けているのでしょうか?

イラスト:厚生労働省と農林水産省が策定した食事バランスガイド。日本人の1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかのバランスをコマに見立てて分かりやすくしている。

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「食事バランスガイド」について|厚生労働省より

この表は厚生労働省農林水産省が発表している食事バランスガイドです。

 

1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいのかという目安をイラストで示したものです。

この表に倣って食べていくことが健康へのポイントになります。

つまり、元気な高齢者は好き嫌いせずに主食、副菜、主菜、乳製品、果物をバランスよく食べて、日々の運動を欠かしていないということになりそうです。

※現在、治療中の病気がある場合には医師や栄養士に相談した上で活用するのが望ましいです。

 

~編集後記~

更新が滞ってしまい申し訳ありませんでした。理由はいくつかあるのですが、一つは訪問業務以外の仕事に追われてしまっていたこと。理学療法士が地域に出ると意外と気にしていない人が多いのですが、ご利用者様の歯が汚いんですよね。というか、話していて息が臭いなと感じたことが多々あります。そういう人に限ってしっかり歯磨きしたか聞くと、「していない」という答えや「3日前にした」という回答が多い印象があります。そのため、理学療法士も口腔ケアをしてもいいのではないかと考えてその方法について会社の方と話し合いを行っていました。

結論からすると口腔ケアは看護師や言語聴覚士や歯科衛生士の領域なため専門的に行うのは難しいが、会社で研修を行うことで社内の訪問時に限り理学療法士作業療法士も指導を行うことが可能という前向きな回答を頂きました。

友人の歯科衛生士に聞くと口腔ケアは基本的に毎日必要なことだし、味覚の維持のためにも必要。しかし、ただえさえ歯科医院での業務が忙しいから地域の高齢者の口腔ケアまでは見切れないとのことも言っていました。また、言語聴覚士はそもそも人数が少なく、嚥下障害のご利用者様しか口腔ケアができないの実情です。

もちろん看護師が訪問しているご利用者様は口腔ケアももれなくついてきますが、理学療法士作業療法士の訪問でももれなく口腔ケアができるというが世の常になれば元気な高齢者が増々増えるのではないかと思っています。

落ちがないですけどあまり長いと眠くなるのでこれくらいにします

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