問診が上手くいかない…そんなあなたは聞き上手?
今日はノンテクニカルスキルでも有名な相手の信頼を簡単に得る方法を紹介します。
新人理学療法士の方や訪問リハビリに従事している方はもしかしたらお役に立てるかもしれないのでもし良かったら真似してみてください。
さて、見知らぬ人が自分のことを信頼するときってどんなときでしょうか?
私は相手が何を考えているのかわかったときに信頼することができます。
つまり、相手が何を考えているのかわからないときは全然信頼できません。
理学療法士も同じようなことがいえるのではないでしょうか?
例えば、患者様のニーズやホープを患者様とご家族様と共有している理学療法士と全く共有していない理学療法士だったら前者の方が信頼させると思いませんか?
特に初期評価の場合では問診が上手くできる人は自然に患者様からホープを聞き出すことができるため自然とニーズを提示し、患者様との関係を早期に築きやすいです。
しかし、問診が苦手であったり、深いところまで突っ込めない理学療法士は患者様やご家族様との間に齟齬が生じてしまいちょっとしたことで信頼関係が崩れてしまうことが良くあります。
私は問診が上手ではない新人理学療法士には普段は口下手でもいいから患者様の前では本来の自分を捨てて聞きまくりなさいと指導しています。
普段から話し好きな人は問診でも割と広く、深く話題を振ることができ、必要な情報を得ている印象がありますが、口下手な人はそうもいきません。
話題の振り方や話の切り出し方がぎこちなく、声のトーンの変化や目線の配り方、表情の変化など全くなく、単調的なのが特徴です。
そんな人が無理に話そうとするとかえって場の空気が悪くなり、患者様も話しにくくなります。そこで、口下手な人に逆に患者様の話を聞いて、疑問に思ったことを聞いて、また疑問に思ったことを聞いてというように聞き役に徹しなさいと指導しています。
聞き役に徹することで患者様は次から次に話してくれますし、欲しかった情報ももしかしたら得ることができるかもしれません。
聞き上手は話し上手という言葉もあるように、聞きなれてくるとそのうち話したくなってきます。自分から話してみようと思えたら問診は一人前になっていることが多いです。
話が長くなりましたが、問診が下手という人はとにかく患者様の言ったことに対してなぜ?と思い、それを聞いてみましょう。時間は少しかかりますが、問診や人とのコミュニケーションが上手になると思いますよ!
他にも方法があれば教えてください。
無料で公開していますのでもしよかったらご覧ください。