カラダとリハビリ

理学療法士である管理人が「カラダ」と「リハビリ」について自由気ままに書いていくブログです。

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同時並行的に勉強してますか?

 新人理学療法士の皆さん、日々の臨床楽しんでいますか?

 

 きっと、まだまだ緊張したり、評価が足りなかったり、結果が付いてこなかったりと苦労することが多々あると思います。

 

 そんな時は先輩の理学療法士に実技を教えてもらったり、書籍読んだり、勉強会に参加して知識を吸収することが非常に大切です。

 

 何においても3年間継続しなければ結果は出ませんし、継続しない人はますます結果が出ないと思います。

脳科学が教える「効率的に学習する方法」6つのポイント

 さて、今回のテーマは「学習効率」についてです。

  学習効率を良くすると物事を理解したり、身に付けたりすることが速くなり勉強のスピードが速くなります。

 

 勉強する速度が速くなればなるほど、様々な観点で患者様を診療することができ、重症な患者様を担当することになっても臆することなく理学療法が提供できます。

 

 学習効率を上げるためには様々な方法があるのでご紹介していきます。

 

 それは、タイトルにある通りなのですが、同時並行的に学習するということです。

 

 一見、ひとつのことを集中的に学習したほうが効率がいいように思えますが実は逆なのです。いくつかの分野を同時並行的に学んだ方が様々な観点から物事を見る能力が高まります。

 

 アメリカの研究で、ひとつの画家について6枚ずつ絵を見せて説明するよりも、複数の画家について混ぜながら6枚の絵を見せて説明したほうがテストの点数が向上したというものがあります。

 

 つまり、理学療法に例えると整形外科疾患をずっと担当するのではなく、呼吸器疾患や中枢疾患も混ぜて担当したほうが学習効率が良いということです。

 

 これは、脳がすでに知っている情報と異なる情報に対して過敏に反応するというものを上手く使った学習方法です。しかし、学習している本人は1つの分野を徹底的に勉強したほうが勉強した気になるのですが、長期的な目線で考えると様々な分野の勉強を行った方が最終的な観点は良いと考えられています。

 

 色々な学習方法があるかと思いますが、私は訪問看護ステーションに努めている関係上様々な疾患の勉強を同時並行的に行う環境にいるため新しい知識がどんどん入ってきていると感じています。

 

 今、同時並行的に勉強できない環境にいる方は是非他の分野の勉強会や講習会を受けてみてください。新しい発見があると思います。

 

 

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